●武徳の百名山

2014年8月2日
百名山制覇!!



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らーめん食べ歩きメモ

700店舗以上、1000種類以上のらーめんを食べています




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世界遺産めぐり

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ヤッホー隊長の
お遍路の旅

2020年4月18日
四国88箇所1167kmを歩いて37日間で完了!




ヤッホー隊長の
自転車日本一周の旅

2023年10月22日
自転車日本一周を全143日間で完了!







蛭ヶ岳 山頂 2014年12月13日

西丹沢~ゴーラ沢出合~展望園地~大棚山分岐~檜洞丸(青ヶ岳山荘で昼飯)~金山谷乗越~神ノ川乗越~臼ヶ岳~本ダルミ~蛭ヶ岳(蛭ヶ岳山荘泊)~鬼ヶ岳~不動ノ峰~丹沢山(みやま山荘)~竜ヶ馬場~塔ノ岳~金冷し~鍋割山荘~後沢乗越~ミズヒの沢出合~県民の森入口~大倉

当初、大倉から登って西丹沢に降りるルートを考えていたが、西丹沢発のバスが少ないため(1時間に1 本も無い)、西丹沢から登って大倉に降りることとする。大倉からは、1時間に2,3本のバスが出ている 。
山北駅8:40発、西丹沢行きのバスに乗る。バスは登山客で一杯で、我々は座ることが出来なかった。た だ、この乗客の全てが団体さんの様で、丹沢湖バス停で全ての人が降り、その後は我々3人だけとなる 。
西丹沢の終点でバスを降り、いよいよ出発。天気は雨は降っていないが、曇り。霧雨でも来そうな感じ 。ツツジコースを延々と登る。途中「展望園地」なるポイントがあるが、曇っていて何も見えない。本 来であれば、富士山を望めるのだろう。登っている途中、「ドーン、ドーン」という音が、たまに聞こ えてくる。最初は雷かと思い、「やばいことになるかな...」などと不安になったが、途中から、「 これって、富士山麓の自衛隊の演習の音では」という説が出て、その方が尤もらしい。
檜洞丸の手前くらいから霧氷が木の枝に付いており、花が咲いた様で、綺麗。その後、何度もアップダ ウンを繰り返したが、ある程度の高度になると霧氷が出るようで、丹沢の主要な山頂は、霧氷で彩られ た木々で我々を迎えてくれることとなる。
霧氷があるということは、非常に寒い状態で、檜洞丸山頂付近の青ヶ岳山荘で昼飯を食おうとするが、 寒い。山荘で管理人の方に声をかけて、休ませてもらおうとするが、誰も出てこない。仕方が無 いので、山荘の中に入って、持ってきた昼食をとる。山荘の中は寒さを凌げて、天国であった。
再び出発し、本日のゴールの蛭ヶ岳を目指す。西丹沢を10:00近くに出発したので、蛭ヶ岳に着くのは 、結構遅い時間になりそうだ。臼ヶ岳を過ぎた頃、「16時半前には着けるな。」と確信はするものの、 アップダウンの連続で皆のスピードが上がらない。16時を過ぎて、少し暗くなってくると、気持ちが焦 ってくる。「明るいうちに迷わず小屋に着ける事を確認しておいたほうが良い」と思い、私が先行して 小屋まで急ぐ。結果として迷う様なところも無く、私の後、斉藤さん、中條さんも暗くなる前に小屋に 着く。小屋は、我々3人しか宿泊者は居なかった。
夕食は17:30で、それまでストーブを囲んで酒盛りとなる。他にお客さんは居ないので、気兼ねなく飲 み、しゃべり、食う。20時過ぎには布団に入り、中條さん、斉藤さんは速攻で寝てしまう。私も本を読 み始めたが、3ページも読まないうちに、いつの間にか寝てしまっていた。
翌朝、6時前に目を覚ます。窓を見ると空が薄っすらと赤い。「良い天気だ。」 違う窓を見ていた斉 藤さんが、「素晴らしいものが見えます。」と言う。確認すると富士山だった。富士山が大きく見える 。私は、丹沢は3回目だが、1,2回とも曇っていて、富士を見ることは出来なかった。外に飛び出て、富 士を見る。こんなに大きくて美しい富士を山から眺めるのは初めてだ。
朝食を採り、6:30過ぎに再び外に出る。朝日が始まる。久々に見る綺麗な朝日だ。そして振り返ると富 士が朝日で染まり始める。素晴らしい光景だった。
山小屋のおじさんの、素敵な人生話(リストラに合って無職となり、ホームレスを覚悟しながらも、山 登りの経験も無いのに奥さんが見つけてきた小屋の管理人の仕事に応募し、今に至る)をお茶を飲みながら聞いて、体も心も暖まった後に小屋を出発。快晴、ただし氷点下7度で寒い。寒い空気を鼻から吸いながら、横に富士を見、快適な歩みを 進める。しかも途中から湘南の海が見え、それが朝日で光っている。こんな光景も初めてだ。大島や初 島なども綺麗に見える。霧氷の花で咲いた木々、日に染まる白富士、光る海、深い谷々、素晴らしい光 景だ。遠くには筑波山やスカイツリーまで見える。今回の山行ですっかり丹沢を見直した。
塔ノ岳に来ると、人が多くなる。本日は快晴の土曜日なので、東京から近い丹沢には、軽い気持ちで登 山者が集まるのだろう。塔ノ岳から鍋割山荘に向かう間にも多くの登山者とすれ違う。我々は本日の楽 しみを鍋割山荘の鍋焼うどんとしていたのだが、鍋割山荘は、中も外も登山客で一杯だった。
なんとか鍋焼うどんを食べ(やはりここのうどんは美味い)、出発。二俣~大倉間の1時間半の林道は ダラダラと苦痛だったが、大倉に着く。
やはり山は晴れと曇りで天と地の違いがある。今回、二日目は快晴で、丹沢を見直す機会を与えてくれ た素敵な山行だった。

▼12月13日 蛭ヶ岳 山頂

12月13日 蛭ヶ岳 山頂

▼12月13日 朝日に輝く富士

12月13日 朝日に輝く富士

▼12月13日 鍋割山荘の鍋焼うどん

12月13日 鍋割山荘の鍋焼うどん